地球環境を住みよい環境に維持し続けるためには、ごみをできる限り出さないことが必要となります。あるいは、ごみをうまくリサイクル、再利用するのもよいでしょう。再利用できるごみは様々ありますが、特に生ごみはコンポストを活用して様々なメリットを生み出すことができます。生ごみを堆肥にできるコンポストについて紹介します。
コンポストとは、堆肥を作る容器、あるいは堆肥そのもののことを指しています。家庭から出る生ごみや落ち葉や除草などをコンポストに入れると、有機物をエサとする微生物が生ごみを分解して、堆肥ができる仕組みとなっています。コンポストで作られた堆肥は、自然物由来なので、安心して家庭菜園などに活用可能です。コンポストを活用すれば、家庭から生ごみを出す手間が省けるほか、生ごみを捨てるためのごみ袋の節約にもなります。焼却処分のための手間や燃料、費用を削減でき、二酸化炭素排出量を減らすこともできるので、地球環境にもメリットです。
庭の土を掘って埋めて使用する設置型は、上部にふたがあり、生ごみのほかに枯れ葉なども投入でき、およそ2、3ヶ月で熟成します。密閉型コンポストは、密閉した容器に生ごみと発酵促進剤を入れて堆肥を作るものです。発酵はしますが、分解されないので、後に土に移さなければなりません。臭いがきついので集合住宅では難しいでしょう。段ボールに資材と生ごみを入れて熟成させる段ボールコンポストもあります。このほか、温風で生ごみを乾燥、堆肥、炭化させる電動生ごみ処理機も人気が出てきています。 電動式で、室内に設置することになります。コンポストの種類によっては、自治体から補助金が出ることもあるので、調べてみるとよいでしょう。
コンポストを活用すれば、家庭から出る生ごみを有効活用できます。生ごみを出す手間を省くことができる上に、ごみ袋が削減でき、堆肥を作成して家庭菜園も可能です。地球環境にとってもメリットが大きいです。コンポストには様々な種類があり、形や臭い、手間などがそれぞれ異なります。自宅に最も適したコンポストを選び、快適な生活を目指してください。