ごみは都市鉱山と呼ばれるほど金や貴金属が豊富

ごみになってしまうと利用価値がないと思う人が多いと思います。しかし、そんなことはありません。最近では都市鉱山と呼ばれるほどごみは注目を集めており、ごみから金や貴金属といったものを取り出して収益を上げている企業もあります。なぜこのようなことになるのでしょうか。なぜ都市鉱山と呼ばれるようになっているのでしょうか。

電子製品に含まれる貴重金属

ごみが都市鉱山と呼ばれる理由は、電子製品に金や貴金属などが含まれているということです。パソコンやタブレット端末には数多くの貴金属が含まれています。ICチップの内部や配線には金が使われていることも多く、これらは山を切り崩して金を取り出すよりも効率よく取り出すことができると言われています。そのため、電子製品を中心としたごみに注目が集まっています。

日本には世界の15％を超える金

日本は電子製品の利用が多く、その中でも都市鉱山に眠っている金の量は6000トンを超えると言われています。これは世界の埋蔵量の15％を超える数値であり、それだけ多くの金や貴金属が都市部にはごみとして眠っています。これらを取り出して、再度使うということが注目されています。

眠っているのは金だけではない

都市鉱山のごみに眠っているのは金だけではありません。レアアースと呼ばれている世界中で供給力不足に陥っている金属も眠っています。インジウムやタンタルが代表で今後はこれらをいかに効率よく取り出すことができるかが鍵になります。