不用品が出たときにはごみとして自治体の収集に出す以外にも処分方法があります。不用品の回収業者に依頼すると市区町村が収集や処理をしていないものも捨てることが可能です。ただ、無許可の回収業者も多いことを知っているでしょうか。この記事では無許可の回収業者を利用するリスクを解説するので、不用品処分のときには参考にしてください。
家庭からは燃えるごみや燃えないごみ、危険物や粗大ごみなどのさまざまな種類の廃棄物が出ます。生活をしていれば不用なものが出てくるのは当然で、処分しなければ保管に困ってしまうことになるでしょう。市区町村ではスケジュールやルールを決めてごみを収集していますが、不用品回収業者に依頼することで廃棄することも可能です。ただ、日本では家庭から排出される廃棄物の収集を事業としておこなう業者に許可制度を設けています。自治体からの許可を受けた回収業者でなければ家庭から不用品を受け取って運搬してはならないのです。
無許可の回収業者は市区町村による許可を受けていません。許可制度を設けているのは一般の人が業者によって不当な対応を受けないようにするためです。高額な費用を請求したり、説明とは違う対応をしたりする悪徳業者を取り締まるのが目的になっています。つまり、無許可の回収業者はサービスの費用や内容について公的に認められていないのです。そのため、どのような不当な対応をされてしまうかわからないリスクがあります。回収したごみの処分も適正とは限らないので避けるべきでしょう。
ごみの処分に不用品回収業者を利用するときには自治体から許可を受けている回収業者を選ぶのが大切です。無許可の回収業者は安心して利用できるサービスを提供しているとは限らず、回収したごみも適正な形で処分しているとは限りません。自分だけでなく社会全体がリスクを負うことになるので、無許可の回収業者は避けるようにしましょう。